采之汲

薬膳教室 心味では和漢素材についても複数の講座があります。それはなぜか。

私は健康や美容のことを学び始めた20代の頃から、中国人の先生たちから健康によい原料の使い方を教わり、自分自身でいろいろと組み合わせ・混ぜ合わせ煎じて飲むことで、体の中から健康な状態へ立て直す事ができました。

また美容の面でも、肌が非常に弱く、夏になると汗をかいて肌が荒れ、秋冬は乾燥でカサついてしまい、といった状態でしたが、肌によい素材を一つ一つ試しながら、自分に合う組み合わせを研究して背中の肌荒れもカサつきも気にならなくなり、健康的になりました。

その日の自分の状況に合わせて自然由来の素材・原料を調合して飲んだり外用する事で、心身の健康と美容に役立てる事は私の日常において当たり前でした。

肌の乾燥も、それに伴うカサつきもハリ不足もくすみも、そして髪のダメージも・・・基本的に全て肌によい素材を自分でブレンドする事で対処してきました。

私が続けてきた20年近くにおよぶ和漢および配合の研究、併せて素材・原料の使い方を多くの人に知って・習得してもらいたいために方剤や生薬の講座が沢山あります。

ただ、講座で「天然・自然の素材が美肌・美容にどれほど役に立つのか」を伝えることはできても、それをもっと多くの人に知ってもらうためにはどうしたらよいのかと考えていました。

20年近く美容管理をしていた私が偶然に出会ったのが、雲南白薬という会社であり采之汲というパックでした。

最初はこちらのパックに半信半疑でしたが（苦笑）

知れば知るほど素晴らしい采之汲という商品、そして雲南白薬および取り扱っている会社のスタッフたちの頭脳明晰で素晴らしい人間性・・

美容に和漢がどれだけ役立つか、まだまだ知らない人が沢山いらっしゃいますがもったいない！

少しでも和漢の素材について知って頂ければ幸いです。

天然・自然の素材は古くから皇帝や皇后の永遠の美と健康、徹底的な若々しさの追求などに役立ってきました。
どの動植物が何に役立つのか、どのような組み合わせが最も良いのか、それらの研究は現在でも続いています。

書物によれば、西太后は70代でも髪の毛は若々しくつやつやしており、肌もなめらかで透き通っているようであったと言われています。その為に、食事やマッサージはもちろんのこと、お肌の手入れにも動植物を用いていました。
金銀花（スイカズラ）の化粧水を使い、高麗人参を肌に塗って美肌を維持したり、益母草を使い肌の荒れを防ぎ美肌を保っていたそうです。

和漢では白きくらげを煮詰めてそこへ真珠の粉を混ぜて、肌の保水環境を高め潤いを与える美肌のクリームを作ったり、益母草を煎じた汁で顔を洗う事で肌荒れを防いだりします。
肌の乾燥、日焼けによるダメージ、ハリ対策、ひきしめなどは「和漢の粉末」を使ってクリームを作って肌に塗ったりします。

飲むイメージを持つ方が多いかと思いますが、このように天然・自然の素材は化粧品としても素晴らしい威力を発揮します。
そして使う時に目的に合わせて植物たちを組み合わせる事でそのパワーはさらにアップします。

成分を抽出して、さらにパックになっていて少し時間をかけて肌になじませられるというのは美肌のためには理想です。

潤いや栄養を肌に与え、それがよどむことなく角質層の隅々まで行きわたると、みずみずしくハリのある肌になる。
つまり、肌に必要な栄養を与えるだけでも、潤いをめぐらせるだけでもダメ。
両方をバランスよく配合することが大事。

雲南白薬のパックにはそれがかなう配合になっています。
では、パックの中身をちょっとみてみましょう。