心 テイスティング
薬膳教室 心味の瀧本靖子です!
ワインエキスパートの資格を取得した時は、とにかく「覚える」事が多くて何がなんだか分からないままに試験が終わった気がします。
そして、「難しい」「怖い」というワインに対するイメージを払拭出来ないままにワインの勉強を続けていたような気がします。
今ではワインライフが楽しくて楽しくて、特に「このワインとこの料理が合う・・。」というのを実験的に作って食べて飲んで・・「なぜ合うのか?合わないのか?」を考え、繰り返す事が一番楽しいですね。
勿論、高級で美味しいワインを飲めることも嬉しいですが。
毎晩日本ワインを飲んでいますが、白ワインはテイスティングがしやすい(気がする)。
様々な甲州、シャルドネを飲みましたが、葡萄品種の個性が感じ取れるようになった(気がする)し、諸外国のリースリング、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエ、あたりも感じられるようになった(気がするし、これって個性が強い有名どころばっかり)。
私には白ワインは、ワイン自身から「これが私の個性です」と主張してくれているように感じられ、また葡萄果汁だけでほぼ全ての白ワインは作られているので、複雑味が赤ワインほどなく感じ取りやすいのかな~などと思っています。
そう、苦戦しているのは赤ワイン。
マスカットベーリーA。様々な種類を飲みましたが、作り手、場所によって違うんだな・・。
タケダワイナリーのマスカットベーリーAは2007が非常に美味しくて、講座用に2009を購入しました。
軽くて、イチゴキャンディのような味わいと香りがいわゆる「フォクシーフレイバー」と言われるものなんだろうか?
そして、メルローとの違いがイマイチ分からない。
別々の機会に飲んでも、一度に比較しないと私には分からない。五感が記憶できないのである。。
もう贅沢だけれど、いいや!と思ってメルシャンの長野県塩尻市桔梗が原メルローと穂坂のマスカットベーリーAを両方一緒に開けることにしました。(まだですが)
2本のワインは、2008年のワインで醸造責任者も同じ人ですから葡萄品種の違いが分かるのではないかと・・。
葡萄が作られる場所や、作り手や、葡萄の品種やワイナリーの歴史を学んでいると、面白い。
覚えるという感覚ではなく、理解する感覚ですし、知れば知るほど、もっと知りたくなる。もっと理解したくなる。
破産する覚悟だわ~・・・。