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夏バテに使う漢方薬のワナから身を守る

薬膳教室 心味の瀧本靖子です!

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夏バテ回復にお勧めの漢方薬のワナに落ちるな‼️

7月11(木)の方剤入門クラスはテーマが「夏の疲労回復、夏バテ対策の漢方薬」です。
こちらは講座の内容を一部変更してネットのワナに落ちる生徒さんを救う事にしました。

先日の講座でお会いした生徒さんから

「夏バテというか、疲れているので◎◎という漢方を飲もうと思うんですがどうでしょうか?このまま夏バテが続くと7月11日の方剤入門のクラスに通学できないかもしれない(苦笑)」とお話されました。

私は「その漢方は違うと思うからやめた方がいいのでは?講座で話すけど、誰かに勧められたの?」と聞いたら、ネットで見たとの事でした。

最近のアルアルですよね、皆さんネット検索が大好きだから😅

「夏バテ、漢方」で検索すると出てくるらしいですし、試しに私も検索してみたら、、

えー、恐ろしいー、うそでしょ?
という漢方も出てきます。

あと、症状をきちんと見極めたうえで短期決戦で使うならいいような漢方も平然と出てきます。

さらにネットの傾向なのか、誰かが誰かのサイトを見てそれを真似して書くのか分かりませんが、同じ漢方が出てきます。

私は講座の中でいつも「証をよく考えましょう」と言っていますが、それ以前に、私の大事な生徒さんが間違って漢方を飲んでひどい目に合うのは絶対に防ぎたいので、7月11日の方剤入門クラスでは夏バテ、疲労回復で使う漢方薬の講義の前に、ネットでよく出てくる漢方薬がどんなもので、どういうタイミングなら使えるのか、使ってはいけないのはどんな人なのかについても講義をします。

最近たびたび生徒さんから聞く

「漢方を飲んだけど効かなかった」

「漢方薬が処方されてひどい目にあった」

「正直、飲んでるけど効いている実感はない」

という漢方のイメージが下がりつつあるのも私的にはとても残念に思います。

私は、漢方薬と出会わなかったら、たぶん生きていないと思うんですよね。それくらい命を救って貰ったものなので、正しく飲んで心身が元気になって好きなことをやりたいだけできる生活を送れるようになって欲しいと思って方剤クラスをやっています。

方剤入門クラスは参加される方が沢山いるので、今回はわりと大勢の生徒さんを危険から守れるので良かったです!

瀧本靖子

このブログの著者

瀧本靖子

中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、フードコーディネーター、ソムリエ協会認定ワインエキスパート

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