2023年の夏は大変！

薬膳教室　心味の瀧本靖子です！

ここ数日は、コロナに感染して体調が戻らない、ぎっくり背中、ぎっくり腰で辛い、咽喉の調子が悪くて咳がなかなか治まらない、という報告が生徒さんから増えています。

あと、私もそうなのですが「目が見にくい」のが今年の夏の特徴かなと思います。

自分が思っている以上に、発汗で陰血を消耗しているのでしょう。

という事で、少し多めにしっかりと滋陰補血する漢方を作って飲んでいます。

さて。

7月からずっとお話していますが、夏は暑くて汗をかきます。

薬膳では発汗は気と津液を消耗し、その結果として陰血も消耗します。

それだけでも、外邪から身を守る気が不足するので免疫が下がりますし、乾燥した状態だと炎症が強くなります。

焚火をイメージすると分かりやすいです。

乾燥した木だと火が付きやすいですが水分のある生木だとなかなか着火しないのと同じで潤いが不足すると炎症しやすいと考えるのです。

もう、これだけでもコロナや夏風邪になりやすいのは明白ですし、ここにプラス食欲不振や睡眠不足があれば免疫力はさらに低下しますよね。

「ご自愛ください」としか返事が出せない人もいますが、人それぞれに免疫が下がる原因や下がり方、体質、回復方法が異なります。

日本中の人が、各自でコントロールできるようになる世の中を目指して日々、講座を開催していますので、講義の１％でも良いので、生活に取り入れて実践して貰えたら嬉しいです。